【能登応援旅レポ2】輪島市で訪問演奏(二胡・ギター・ウクレレ)

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・・・レポート続き。

能登2日目。

宿を後にして本日の演奏へ出発です。雨は止みました!やったー!

⚫︎応急仮設住宅「横地町第1団地」談話室

仮設住宅の場所は、前日訪問した仮設同様に小学校のグラウンドの敷地だった場所に建てられています。

東北も熊本も、北海道もでしたが、災害時の仮設住宅の建設用地の確保は難しい問題で、学校のグランドというケースは多いです。

子供達が校庭で遊べなくなって可哀想と思ってしまうところですけど、能登現実はもっと切実で学校自体が休校ではなく閉校になっているところが少なくなく、災害の影響の大きさ、爪痕の大きさを思い知らされます。

学校がなければ金沢などに移住するしかなくなり、お子様がそちらで育ち友人や生活基盤がそちらでできてしまうともう戻られないケースが増えてしまうと思われます。復興の難しさを考えさせられます。

集まってくださった入居者の皆さんのお話を聞く時間も取れました。

日々大変な思いをされている皆さんですが、輪島の皆さんは明るくよく笑ってくださるのが印象的です。

この日は到着すると談話室で涼んでいらっしゃった方がコーヒーを入れてくださったり、前回の能登訪問時に別の場所での演奏で知り合った方が、お菓子やドリンクの差し入れを持って駆けつけてくれるという嬉しい再会があったりと、人の温かさに触れる素敵な時間を過ごさせていただきました。

1時間ばかりの演奏会ですが、気持ちをこめて演奏させていただきました。演奏合間のトークにも皆さんよく相槌で笑ってくださってとても和やかな会になりました。

🔽演奏の様子。曲は映画「ロミオとジュリエット」からです。

⚫︎あての木園三井

輪島市三井町にある大規模福祉施設です。

前々回の訪問以来、1年ぶり2回目の訪問演奏です。

以前敷地内建物の半分は水も電気も戻っていないということでしたが、

入居者様が震災後戻られていないため、そのまま建物半分使っていないとのこと。

今回は現在はほとんど使用されていない側の建物オープンスペースにステージが設置されており、皆さんが集まってきてくださっての演奏となりました。

スタッフの方に伺った話では、やはり話し相手がいなくて寂しい思いをされて部屋へ引きこもってしまわれる方も多いとのこと。仮設住宅と同じですね。心と体は繋がっているので健康面が心配になります。人との繋がりを持ち続けるのは大切ですね。

私達ができること、大きなことはできなくてもいい、ただ寄り添って話相手になる、耳を傾ける、これだけで大きな救いになることがあります。被災地に限らず、隣人に寄り添う、心の輪が世界に広がりますように。

私たちの場合は、たまたま音楽という手段があり、寄り添いつつ、楽しんでもらえることができることを本当に幸せだと思います。

🔽施設長さんと玄関前で。

今回の能登訪問でも顔見知りがひとりづつ増え、楽しみに待っていてくれる方、訪問をすると再会を喜びあえる方、差し入れを持って駆けつけてくれる方、雨が降れば心配して連絡くださる方、ご縁が少しづつ広がっていくことが嬉しいです💕

帰路

さて、今回の全日程を終え帰路へ。

いつも利用している「すしべん」でお土産を買って楽しかった能登を後に。

途中ひるがの高原あたりは霧がでて視界が悪くて怖いよーと思いながらの帰路でした。無事帰宅しました!!

自宅最寄りの高速インターを降りる頃には綺麗な月がご褒美のように浮かんでいました。

当初予定していた訪問演奏のレポートはここまでです。

次回は、演奏会の合間に寄らせていただいた輪島塗りのお店や神社について書きます。

能登レポート続く・・・

投稿者プロフィール

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和花二胡奏者&ヒーリング整体&アーティスト
・ヒーリング整体や二胡演奏、アートを通して心と身体の健康を応援します。
・高齢者施設等へのボランティアの訪問演奏承っております。
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