嫌な人(出来事)を思って苦しむサイクルから抜け出る方法〜交通事故の経験から
思う心で 己苦しむ
(長尾弘)
長尾先生の言葉です。
書籍にも「最たる悪は自分の心を苦しめること」とあります。自分の心を苦しめると絶対に幸せになれませんと。
では自分の心を苦しめるのはどういう時でしょう。
怒り、妬み、謗り、愚痴、恨み、憎しみ、さらに取越苦労、不安、恐怖、嘘、貪欲など、こういう想念行為をもつと、人は必ず苦しみます。そうして自分の心を苦しめますと絶対に幸せにはなれません。
悪感情を手放す一つの方法として「許し」は強力です。
例えば私はこんなことがありました。もう随分昔ですが深夜に飲酒運転の車に衝突されましたが、私も動いていたので10:0にはなりませんでした。後で相手は飲み屋で日本酒を何本も空けていたと知ったのですが、事故当時に救急車で運ばれた病院で警察に言われました。「アルコール検査で風船を膨らませて調べましたが、飲酒となる値にわずか0.いくつか足り無いので飲酒扱いにできませんでした」と。
その時私は病院での検査が終わった直後でまだ動転していて、早く帰宅して休みたいばかりでそのまま帰ってしまいました。その時は思いもしませんでした。あの時疑って「私の目の前でもう一度検査してください」と言っておけば・・と後で後悔することになるとは。
事故調査結果で飲酒運転どころか酒気帯びにもなっていなかったのです。目撃者いわく、相手は相当酔っている様子だったと言っていたのに。納得がいかずその後弁護士に相談しましたが、裁判にするなら相手と闘う前にまず警察の調書を不服とする裁判が必要になりますと言われ、そんな警察相手に闘う気力も体力もお金もなく仕方なく引き下がりました。
しばらく何年か経ってもこのことは思い出しては腹を立てていました。しかも怒り・憤りがベースなので「自分の注意不足もあってこちらにも非があった」とはなかなか認められず、相手にばかり憤っていました。怒れば胃も痛くなるし気分も悪くなる。ネガティブな思いはそのまま身体にも悪影響を及ぼしていたと思います。そのたびに自分を苦しめていたのです。でもその不毛なループ止められなかった。
長尾先生の書籍で学ばせていただいて、怒りがどれほど心も身体も蝕むか、そして「許す」ことがどれほど強力に心を救うか学びました。
「許し」は相手のためではなく自分のためになるのです。相手を許した途端自分はそこから開放されるからです。一旦許せば、思い出すたびに腹立つことがなくなります。それ以上に、許した途端にそれは過ぎたことになり感情が解決し、思い出すこともなくなるのです。その出来事に煩わされなくなるということです。何度も思い出すということは、人生ずっとその出来事に振り回されるわけですから、そんなアホらしいことありません。許すことでさっさとそこから離れた方がよっぽどいい。
私は心の中で相手を許してから本当に楽になりました。こうして思い出しても何の感情もでてきません。むしろ驚くことに今では感謝もしています。相手へではなく「出来事」にですけど。なぜかというと、あの時事故にあって長く通院が必要だったので、当時どっぷりとはまってしまっていたネットワークビジネスから距離をおけたからです。そうしてる間に冷静になりネットワークビジネスへの盲目から覚めて足を洗うことができたのです。もしかしたら、あの出来事が私を間違った道に進むのを止めてくれたのかもしれない。荒療治だったけどそうでもしないと欲に目がくらんで目が覚めなかった。
そう思うとやはりあの事故にも意味があったと思えます。「許す」ことも学べたし、大きな意味があった。
先に挙げた、妬みや不安や取越苦労なども皆同じで、これらの感情は自分自身をがんじがらめにします。
きづいたらどんどん手放していきましょう。
心は軽いほうがいい。
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