脳情報デコーディングー脳から心を読む技術の進化がものすごい

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思いにふける女性の横顔

1年ほど前に、日本発の最新技術が完全に未来だとネットで話題になっていた「脳情報デコーディング」。その後も研究は続いているようで動画もアップされていました。

せっかくなので動画を入れて過去記事をリライトしてみました。

思い浮かべたものを機械で画像化する技術

京都大学と国際電気通信基礎技術研究所(ATR)が共同で研究している技術らしいです。

まずはこちらが1年前に話題になっていた画像。

▼左が被験者が見ている画像。右が脳活動の情報から出力されたイメージを再構成した画像

▼心の中のイメージを画像化

すごいですね。映画の世界みたい。
既に元画像に近い画像を読み取れるる所まできているんですね。

どんな技術が使われてるのか

MRI検査ってありますよね。受けたことがある方も多いと思いいます。MRIは磁石と電波を用いて、身体を輪切りのようにして断面画像を撮っていって体内の状態を断面像として描写する検査です。

この脳情報デコーディングではMRIを使うのですが、脳の機能(活動)を可視化する技術なので、fMRI(機能的磁気共鳴画像法)と呼ばれているそうです。

MRIの画像だけでは当然映像は再構築できません。そこでコンピュータを事前にパターン認識できるよう「学習させる」そうです。機械学習ではコンピュータが自分で学習します。人工知能ですね。

学術資料は難しくて素人にはこの程度にしかうまく説明できません。もっと専門的に知りたい方は下記リンクより参考にした元資料が読めます。

脳情報デコーディング ― 脳から心を読む技術(京都大学/国際電気通信基礎技術研究所(ATR)神谷 之康)

未来の可能性

この技術がどんどん進化していったら楽しみですね。考えただけでそれを映像化できるってことですものね。

もう、「あれ、何だっけ名前が出てこない。映像は浮かぶのにww」って説明に困ったときに映像で「これ!」って見せらるってことですね。便利。

って、そんなレベルの話じゃないですよね(笑)

文字認識もここまで来てる

文字はとうとうここまで制度があがってます。

これを見ていたら筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者などが視線によって会話することを助ける「重度障害者用意思伝達装置」を思い出しました。

(以前ALS協会愛知県支部の総会にご縁があって呼んでいただき、患者様も出席される場で余興として二胡演奏をさせていただいたことがあります)

視線を動かすことでマウスが動くので、画面の文字盤上を視線を使ってキー入力できる機械です。

でももし、考えるだけで文字入力できたり、そもそも映像を見せられるようになったら、意思の疎通が大幅に改善して患者の皆さんの生活の質は大幅に向上しますよね。

期待が寄せられる技術ですよね。

夢も画像化

この研究グループは、2013 年に、睡眠中の脳活動パターンから夢の内容を解読することにも成功していて、かなりいい線まで夢の中の画像を予測できたそうです。

思い浮かべただけでネット検索できる世界はすぐそこですね。逆に考えていることを機械によみとられて、広告送りつけられたりしてね(苦笑)

思い浮かべただけで作曲できるとかまでいけちゃうかしら。

更に進んで小型化装着型になって、思い浮かべただけで相手に画像もメッセージ伝えられる世界になったら、これは、もうテクノロジーを使ったテレパシーですよね。

って・・・広げすぎか(笑) 想像力は膨らむ(笑)

でも本当に様々な可能性が広がる技術ですね。

もはや、1、2年後の未来さえ想像できない世の中の進化の早さっぷりにウキウキします。こういった技術の進歩は夢があって楽しみですね。

投稿者プロフィール

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和花二胡奏者&ヒーリング整体&アーティスト
・ヒーリング整体や二胡演奏、アートを通して心と身体の健康を応援します。
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