シルバーバーチの霊訓〜自らの霊性への気づきで人生の視点が変わる

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あなたとは誰ですか? 自分だと思っているのは身体をとおして表現されている一面だけです。本当のあなたもっと大きい存在です(シルバーバーチの霊訓1より)

以前書いた書評を少し手直しして再掲載です。

何のために生まれてどうして生きるのか。生きることの意味に疑問を持ったことは誰でもあるんじゃないでしょうか。

この「生」の意味を知りたい。それにはまずどこから始めたらいいのか?

人生の意味への気付き、最初の一歩

まずは自分が霊的存在なのだと知ることが『霊性進化』の最初の一歩です。人は死んでから初めて霊になるのではなく、生きてる今も立派に霊(スピリット)です。

肉体に霊が付随しているのではなく霊が身体を通して表現しているというのが実態です。

身体は被り物で霊だからこそ生きているのです。最初からこの説明じゃあ面食らうでしょうか。でも言うなればその肉体は着包み。霊が離れれば身体は土に帰ります。身体を生かしているのは霊であるあなたなのです。

ではなぜ人として生まれてくるのか。生き様が『その後の生活』にどう影響するのか。

ありのまま言えば、地上での生活で何を経験し、何を学び、どのような気づきや教訓を身につけたのか、霊性をどのように磨いたのかによって、肉体の死後、魂のふるさと霊界での境遇、落ち着く環境(境涯)、携われる仕事など全てに影響するようです。

何をどう学ぶのかとブループリントの存在

それは百人十色です。生まれる前に自分で決めてきた課題と大まかの人生予定(ブループリント)が人それぞれだから。

今つらいと思っていることは恵みの場合があります。例えば前世に人を裏切った魂は、今度は裏切られることによってその痛みを知ろうとするかもしれません。コミュニケーションを学ぶために、複雑な人間関係を選ぶ魂もいるかもしれないし、逆に人と接触が少なく寂しいことでそれを学ぼうとするかもしれません。

お金があることで、お金が無いことで学ぼうとするかもしれないし、本当に様々です。

ブループリントに従って人生にはディバインタイミング(魂のウェイクアップコールになるような気づきや人生の変化がおこるような出来事)が何度かあります。それは事故や大病、身近な人の死や別離など、形はいろいろです。

それを活かすこともスルーすることも自由です。その結果は自分で刈り取ることになります。それだけです。

あちらに帰ってから人生をふりかえり学びたかったことを学べなかったと判断したら、生まれ変わってもう一度学び直すことを自分で決意するかもしれません。

どちらにしろブループリントがあるとはいえ、人は自由選択権が与えられていてある一定の範囲(霊性においての制限)において自由意志を行使できるので、学ぶのも学ばないのも自由です。

でもせっかく生まれてきたのなら人生を生ききって胸をはって大手をふって帰りたいですよね。

どうしたら最善の人生を送れるか。自分は如何に生きたらよいのか。

それは人に教えてもらうことではなく、ましてや強制されるものでもなく自己責任の自由選択。

でも世の中を生きづらいと感じているなら、このままの人生では嫌だ、変えたいと望むなら、意識の向上を望むなら・・・

最初の大きな一歩は前述したように『自らの霊性に気づく』ことからです。

自分は肉体だけの存在ではなく、死んだら終わりの儚い存在ではなく、永遠の存在で学びのために一時だけ地上で生活している存在であることを知ること。

それが全てのスタートです。

そんな気づきのための本をご紹介します。

気づきのヒントがたっぷりの良書『シルバーバーチの霊訓』

地上に降ろされた最上級の霊訓です。

私は、本って本当にスピリチュアルなツールだと思います。必要なときに必要な人に届くから。随分前に全然違う国で書かれた本でも、自分が必要なときに届く。タイミング今でないなら読んでも頭に入ってこないのに、タイミングがくると、大地に染み込み水のように心に入ってくる。たとえ50年前の本でも、読んでる読者にとっては時間も時空も超えてそこに作者がいる。面白いですよね。

前置きが長くなってしまいましたね。

シルバーバーチとは人ではなく、さる高級霊の通称です。

シルバーバーチ霊は波動が高すぎて直接には地上とコンタクトできず霊界側でも中間層につなぎとして霊媒を用意したようです。

構図で言うと、シルバーバーチ→霊界側の霊媒→地上の霊媒(モーリス・バーバネル)を通して霊言が地上に降ろされました。

霊視で見えるインディアンはこの霊界側のコネクション役の霊の姿のようです。

シルバーバーチの霊言はテープに録音されて膨大な量が残されており、霊媒であるバーバネル氏を囲む交霊会参加者によっていくつかの本に編纂されて出版されています。

日本では最初にそれらが12冊のシリーズとして翻訳出版されました。今では再編集されてさらに何冊か新装出版されています。

どの本から読んでも問題ありませんが上記の第一巻は訳者が前書きで書いている通り、全巻の中でもシルバーバーチの霊訓をもっとも平易な形でまとめてあります。「まえがき」でシルバーバーチと霊媒バーバネルについての詳しい紹介があるので、初めての人向けによいということで「1巻」として翻訳されています。

なのでやはりスタートにはこの巻から読むのがお勧めで、その後はどの巻でも順不同でよいと思います。本を開くと、記事頭で書いた「人は何のためにうまれて生きるのか」についての扉が開きますよ。

中にはこれらの霊言は理想論で、あるべき姿かもしれないけどその通りの生き方を目指すと疲れると言う方もいます。でも、何もこの通りに生きる必要はなく自由です。ただ『霊性への気づき』だけは人生の視点を大きく変える根源的な問題です。

本の内容を信じる信じない、受け入れる受け入れないは関係なく一度は読んでみて欲しい本です。

ただ1点だけ注意点。

この霊言は1920年頃から40年近くに渡って降ろされた霊言です。

膨大な量の霊言が残されましたが時代背景としては第一次世界大戦後辺りから、第二次世界大戦までの間、そして大戦中など暗い時代に降ろされています。

また核物理学上の発見で核兵器が作られはじめたのが1930年代で原爆が日本に落とされたのが1945年です。

よって本文中にはそういった時代背景だからこその言葉もあります。たとえば、

今、地上人類に降りかからんとする苦難があまりに恐ろしいものであるために、霊界の力を結集して地上のあちらこちらに橋頭堡を築かなければ、人類自らが人類を、そして地球そのものを破滅に陥れることになりかねません。

これはおそらく原発が日本に落とされる前に核兵器の危険性を述べていたのだと思われますので、霊言が降ろされた時代を考えないと、今からそういう恐ろしいことがおきるのかと受け取ってしまうといけないので言及しました。

皆さんがこれから読まれる時は、現代がそうであると言われているわけではなく、出版時期が古いので情報も少し古い部分もあるということも頭の片隅に入れてお読みください。

ただ、情報が古いというのはこの本の価値を少しも下げません。霊的真理は普遍なのでいつ読んでも何回読み直しても学びの多い書籍です。

ぜひ一度手にとっていただきたいです。

最後に一文だけシルバーバーチの霊言をご紹介しましょう。よくある苦難についての質問に対する返答の一つです。

苦難は無くてはならぬものです。いったい霊性の向上はどうすれば得られるのでしょう。

安寧をむさぼっていて得られるでしょうか。

楽でないからこそ価値があるのです。もし楽に得られるのであったら価値はありません。

身についてしまえば楽に思えるでしょう。身につくまでは楽ではなかったのです。

 

シルバーバーチ霊言集(新装版)

シルバーバーチの言葉は膨大に残っているので、再編されたり、別の書店から新装版が出たり、上述したシルバーバーチの霊訓1〜12巻で載せられなかった霊言が載っていたりと、魅力的な本がたくさん出版されています。

シルバーバーチに至っては何度重複し読んでも色褪せずに、同じことを言っていても言葉選びが違うだけで心への響き方が違うなど、本当に一冊ごとに気づき、発見、学びがあります。

何冊もあるので載せきれませんが一部だけ掲載しますね。ご参考までに。心に響くものが見つかりますように。

 

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和花二胡奏者&ヒーリング整体&アーティスト
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