子を叱らない親の罪
子供を叱れない親が増えてきていることに危惧の念を感じます。最近叱り方を知らないのか、または身内びいきで家族外のことは知らんぷりという態度の子育てを見かけると、未来の子どもたちが心配になります。
今日本屋併設のカフェで本を読んでいると隣のテーブルに座った家族の小さなお子さん(保育園〜小学低学年くらい)がドリンクをひっくり返してしまいそれが隣りにいた私の服の裾や靴にかかってしまいました。
少しでしたし、小さいお子さんのミス、あらこぼしちゃったね、くらいの話です。
でも私が拭くものをさがしてかばんをごそごそしていても何も言ってきません。ティッシュをみつけて拭いていると、やっと母親が「大丈夫でしたか?」と聞いてきたので「大丈夫です」と答えると戻っていって終わり。
驚いたのは子供に謝らせないことです。親は子供に人に迷惑をかけたときには謝ることをきちんと教えないといけません。
叱るべきときに叱らないと子供は自分の行為の善悪や人様の迷惑に無頓着に育ちかねません。それは将来家庭内外でも火種となる可能性があります。その場合、子供自身の問題だけではなく親の子育て失敗、物事の是非を教えられなかった親の責任です。
そのときになって「うちの子はどうして・・・」と言ってみてもどうにもなりません。
叱らずに甘やかすことを愛情と履き違えていてはいけません。それはその子供のためにならないどころか禍根となります。
最近は子供を叱った学校の先生に親が怒鳴り込むなんてとんでも話も聞こえてきます。
モンスターパレントの子供はモンスターに育ってしまいますよ。
もちろん叱り方も大切ですよ。
感情をぶつけるのが「怒る」、相手を良い方向に導くのが「叱る」です。
親にしろ先生にしろ、ヒステリックに怒ったり体罰を与えるのは大間違いです。冷静に善悪を教えて謝るべきときを教える。これだけでいいんです。
悪いことしたなってのはちゃんと子供はわかっているものです。でも謝罪を言葉にすることが難しかったりする。怒られるのが怖かったりして竦んでしまう子も。そんな時親がやさしく背中を押してあげればいいんです。
子供のしつけ。ただ甘やかすのは愛情ではありません。温かい心で叱り、毅然と善悪、謝ることを教える。子育ては大変かと思いますがぜひそんな愛のかけ方ができるようになってほしいと思います。
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