私が見た平穏な頃の中近東〜シリア編④
最後に訪れたシリア最大の街アレッポ。
シリア編③のつづき
アレッポはシリア政府軍と反体制派の最激戦地となり、空爆など度重なる戦闘で変わり果てた姿になってしまいました。
<参考>かつての姿と現在の姿
私が旅した頃は壮麗なモスクや教会、イスラム建築の見事な建物、緑や噴水のある公園などがあり、外国人観光客も多い賑やかな街でした。
中でも丘の上に建てられた中世の城塞跡であるアレッポ城は巨大で、何世紀もの間数々の侵攻に耐えた難攻不落の城塞でした。
旧市街から迷路のようなスーク(市場)を通り抜けるといきなり目の前に現れたアレッポ城。城の建つ丘の回りにぐるりと巡らされた堀があり、その中に城につながる連絡橋と堅牢な城門がそびえ建つ様は圧巻でした。
写真は撮れていませんが、日記を読むと、城門から中に入り階段を登ると宮殿のごとく美しい部屋や天井に目を疑ってびっくりといった内容がいろいろ書かれていました。
お城になる前は聖域であり神殿だったようでとても美しい城でした。
また、ここから眺めるアレッポの街も見事でした。
他にも、考古学博物館や公園での散策を楽しみました。スークでの買い物も楽しかったです。街中には公園など、憩いの場がいくつかあり人々が穏やかな時間を過ごしていました。この頃の平和が今も続いていればよかったのに・・・
さて、私が見たシリアとして、4回にわたってブログ記事を書いてきましたが、書けば書くほど今も戦闘から避難し難民生活を強いられている人々や、街から出られず命の危険にさらされている人々を思うと、平和を祈らずにはいられません。
どうか彼の地が1日も早く平和をとりもどし安全に人々が暮らせるようになりますように。
光と愛を送ります。
合掌
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