新世界/西野亮廣著〜お金を稼ぐより信用を稼ぐ時代
書店の店頭で平積みされていたこの本を、ぱらっと開いて読んだら、表紙の裏に書いて会った言葉の説得力に感銘して、衝動買いしました。
夢を語れば笑われて、行動すれば叩かれる。
挑戦する以上、この道は避けて通れない。
でも、大丈夫。
キミは、キミの最初の一歩を決して諦めることはない。
ボクが証拠だよ。
あれだけボッコボコに殴られても、死んでないだろ?
著者は漫才コンビ『キングコング』の西野亮廣さん。
「従来の芸人像と違う行動をとるイタイ奴」と業界内外からバッシングされ「炎上芸人」と揶揄されてきた。
挑戦するたびにバッシングされ、それでも自分の信じる道を貫き、絵本「えんとつ町のプペル」の制作(分業制のチームで作るという絵本業界でも新たな試み)で世の中をあっと言わせた。その後も斬新なアイデアで次々に挑戦。
現在は本を出せば全てベストセラー。
有料会員制コミュニティー(オンラインサロン)『西野亮廣エンタメ研究所』は国内最大で現在1万2,000人(2018年10月現在)。
そんな西野さんが自身の経験を織り交ぜながら、どんどん変わる今の世界について独自の視点で語った本。
今はオンラインの世界で誰もが繋がり、ビジネス形態もコミュニケーションの手段もどんどん様変わりしてきてますよね。自分では少しはアンテナを立てているつもりでいました。
でもここまで世界が変わってきてるとは、この本を読むまでわかっていませんでした。
もう働き方、生き方が昔とは違うんですね。
例えば時々メディアでもとりあげられるクラウドファンディング。私はそれについて存在は知ってはいるという程度でした。
本書で一例としてとりあげられ、その性質について詳しく書かれていました。
同じような企画でも100万円集まる人と、1円も集まらない人がいる。なぜか。
「個人の信用」がなければ、クラウドファンディングでお金を作ることはできない。
お金をためた人間でなく、信用を貯めた人間があらゆるメリットを受け取れる時代が幕を開けた。
信用の『貯金時代』だ。
このクラウドファンディングの話だけでも、社会構造が根本から大きく変わる要素だと感じました。
信用時代は「どこで買うか」より「誰から買うか」だそうです。
それは確かに既にそうですね。同等のサービスなら信頼している相手からがいい。
企業と消費者の関係も様変わりしますね。企業は生き残りをかけて戦略考えないといけませんね。
本書には他にも興味深い新鮮な話が満載でした。読んでいたら世界の変化がとても楽しみになりました。
さあ、私はそんな世界でどう生きようかな。
投稿者プロフィール
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・ヒーリング整体や二胡演奏、アートを通して心と身体の健康を応援します。
・高齢者施設等へのボランティアの訪問演奏承っております。
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