私が見た平穏な頃の中近東〜シリア編②

今回は旅行記というより知人との思い出話。

シリア編①のつづき

シリアでは一つ目的がありました。

会いたい人がいたのです。

私がエジプト留学をめざしてアラビア語を勉強していた頃に、友人(エジプト人)の友人(シリア人)の母親が日本で働く息子を頼って来日しました。

友人曰く、一人暮らしで寂しいから日本に来たものの息子は仕事で日中家を空けるため、日本で言葉も通じず家にで寂しい思いをしているとのこと。

それで時々訪問して話し相手がてらアラビア語の勉強みてもらってはどうかという話でした。

穏やかでとても落ち着いた感じのご高齢のお母さんで、私のアラビア語まだ下手でだめだめだったけど、お茶しながら片言とジェスチャーでなんとなく意思疎通して、のんびり一緒に過ごせてとても楽しかった。

言葉がうまく通じなくても一緒に過ごせれば時間は過ぎていき、それでよかった。時々、作文を添削してもらったりね。で、お茶菓子食べて「これ美味しいね」って話したり。

ミルクティーとお菓子

そんなお母さんがシリアに帰国しダマスカスに住んでいると聞いていたので、シリアへ行ったら訪ねたいと思っていました。

エジプト拠点に旅に出る前に大よそのシリア到着予想日を伝えてあり、着いたら電話することになっていたのでダマスカスのホテルから電話すると、無事連絡がとれホテルに迎えに来てくれて1年ぶりの再会ができました。
一人暮らしでも元気そう。再会できて嬉しい。

一緒に商店街のハンドクラフトのお店を見て回りました。スーク(市場)も。
シリアは野菜や果物などがとても豊富で安く食文化が意外にもとても豊か。食を楽しみに集まる外国観光客も多く街の食事処は賑わってました。

シリアの人は優しく陽気でよく笑う。街角のいたるところで人々が集まってシーシャ(水タバコ)吸いながらシャイを飲みながらバックギャモンやトランプなどゲームに興じて笑ってる。

そういえば、途中通ってきた農村でも、畑の木陰で男性が7、8人集まってお茶飲みながらトランプに興じて楽しそうだったな。のどかだよね。写真を撮らせて貰えないか尋ねたら喜んでOKしてくれた。

畑の横でトランプに興じる人々
たびたびの戦火や爆弾テロや、そんなもので苦しんでる気配など微塵もない。
当時は政情が落ち着いている時期だったからかもしれないけど、日本人が自然災害に慣れてしまっているように、彼らは戦火が日常の一端になってしまっているのかな。そんなことに慣れてしまっているのは悲しいけれど、彼らは皆一様に陽気で明るく見えた。

さて、街のお店をシリア人のお母さんと見て回った後に、自宅に招待していただきました。

エジプトもそうだったけど、日本と比べあちらの家は天井が高いのでとても広く感じる。家具の装飾などは日本のシンプルさと比べるとかなり豪華。おしゃれなアンティーク家具といったところ。彼女の亡くなったご主人は有名なアーティスだったらしく、家中絵画だらけでとても素敵でした。彼女自身も油絵描くようですごく上手。

夕食にバターライス、チキン、ヨーグルト、シャイなどをご馳走になり、前よりも会話もできて盛り上がり楽しいひと時をすごせました。アラビア語上手になったわねって笑ってくれた。

さて、無事再会できて目的は達成。旅は続きます。

シリア編③に続く

投稿者プロフィール

吉田 和香子
吉田 和香子
ヒーリング整体&二胡奏者
心の健康のための『きづき』と『癒やし』を提供しています。
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